
精子無力症というのは、元気に動いている精子の比率が少ない状態の事を言います。

精液検査を行って、精液中に活動している精子が40%未満しかいなければ精子無力症と診断されるでしょう。

しかし、実際のところ、活動している精子が50%以上なければ、妊娠しにくい状況になってしまうとも言われています。

そのため、活動している精子が40%以上いても、50%未満であればAIHなどの治療を行う病院もあるようです。
なぜ、精子の数は十分なのに運動率が悪いと妊娠できないのかというと、精子は、射精後、子宮内に入り、自力で泳いで卵子の元へ行かなくてはなりません。
精子の運動率が低いということは、たとえ子宮内に入り込む事ができても、そこから卵管を通って卵子の元へ行く事が出来る精子が少ないということなのです。

つまり、いくら精子自体の数は問題なくても、実際に受精する能力のある精子はわずかということです。
ですから必然的に精子の運動率が低いと妊娠する確率も下がってしまうというわけですね。

また、精子は動いていれば良いというものでもありません。
前にまっすぐすばやく進む事ができる精子が少ない場合も、妊娠する事は困難だと言われています。
その場合も、運動している精子が40%以上いても、治療を行う可能性があります。
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